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昨今は、季節問わず色々な病気がみられるようになりましたね。
最近では溶連菌が全国的に流行しており検査キットも不足しているようです。そこで、溶連菌感染症について
当院の畑先生に質問してみました。
Q. どんな病気ですか?
A. 風邪の菌のひとつです。発熱、咽頭痛や咽頭発赤、体に発疹が出ます。
所見と周りの流行の具合を聞き迅速検査を行います。
Q. どんな検査で、どのくらいで結果がでますか?
A. のどの粘膜を長い綿棒でこそいで検査します。5~10分で結果が出ます。
Q. 陽性となった場合、どのような治療をしますか?
A. 抗生剤がよく効く菌なので、抗生剤を5~10日内服します。
飲み始めて1~2日で症状が消えますが、感染力、繁殖力が非常に強い細菌なので
出された薬は必ず飲み切って下さい。
まれに菌が体にまわって腎臓に悪影響を及ぼすことがあるので、数回、尿検査を行い
異常がないかチェックします。園によって、治癒証明が必要なところがあります。
抗生剤治療後24時間を経て、全身状態がよければ、登園可能とします。
Q. うつりますか?
A. 咳、くしゃみ、よだれからうつります。マスク等をして飛沫感染しないように気を付けて下さい。
また、同じ皿に入った食べ物を一緒に食べるのは控えましょう。感染している人の食事は
別に分けて用意してあげてください。そして、タオルも別にしましょう。タオルや衣類などは、
洗濯で充分です。
【ケアのポイント】
・高熱が続くので、下着をまめに替えて肌を清潔に。
・のどが非常に痛むので、薄味でのどごしのよいものを。