月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | - | - |
8:30~17:30
休診:日・祝日
昨年9月に掲載した「良薬は口に苦し」の続きをお伝えしたいと思います。
良薬は口に苦し…苦味を伴う薬は飲みづらいものです。小児用の薬は、
苦味に甘いドライシロップでコーティングするなどの工夫がされており、昔に比べて
ずいぶん飲みやすいと言われていますが、口の中に長く残ったり、酸性のものを
一緒に飲食するとコーティングが剥がれます。隠してあった苦味が露出するわけです。
そして、嫌な味は嘔吐を促すことも…。
「せっかく飲めたのに…」なんていうこともありますね。(嫌な味を少しでも感じにくくする
工夫は昨年の9月にも提案しています)
薬は美味しくないのです。けれど、病気を治したり症状を和らげてくれたりと、たいへん役に
立つものです。その十分な効果を期待するには、用法や用量が適切であることが必要です。
ところが、飲めないでいると薬の効果が得られません。また、3~4歳くらいになると未熟ながら
物事を理解する力が備わります。嫌なことの認識とそれを乗り越える力をつけるためにも、
なぜ薬が必要かを話し、毅然とした態度で励ますことが大切です。すぐにはできなくても、
根気よく接してあげて下さいね!
お薬手帳・薬剤情報について
皆さんは、「おくすり手帳」を持っていますか? すでに利用されている方も
多くいらっしゃると思います。 医療機関や調剤薬局では、「おくすり手帳」への記録を
実施したり、「薬剤情報」をお渡しするようになっています。医療機関を受診するときには、
必ず掲示しましょう。受付の時に渡していただくのがいいですね。医師は、それらを考慮して
次の治療を考えます。もし、お薬情報がなかったら……薬が重複してしまったり、飲み合わせが
悪いお薬を処方してしまったり、効果がなかった治療を繰り返してしまうことになりかねません。
上手に活用しましょう。