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子どもの発熱は心配の種です。熱が出ても慌てないように発熱に関する知識と、お家で
できるケアを知っておくと良いですね!
発熱の原因で最も多いのは感染です。私たちの体は、ウイルスや細菌などの病原体が
侵入しようとすると、それを排除するために体温を上昇させます。発熱することで
免疫系の細胞を活性化させ(38~40℃で最も威力を発揮します)、ウイルスの増殖を防ぎます。
体には、もともと防御機能が備わっているわけです。
ウイルス感染の場合、高熱が3~5日程度続くことは珍しくありません。心配のあまり
解熱剤を使っても、病気の勢いが強い[急性期]には、薬効がなくなると
熱は上昇します。解熱剤は病気を治すわけではなく、一時しのぎでしかないのです。
★熱があっても、「機嫌がよい」「遊ぶことができる」「食欲がある」…そんな時、解熱剤は
必要ありません。水分をしっかり摂りましょう。
★発熱によって「ぐったり」「機嫌が悪い」「飲食ができない」「眠れず安静にできない」…そんな
時は、一時的にでも楽に過ごせるように解熱剤を使用してもいいのです。熱が少し下がったら
必ず水分を補給しましょう。
★熱が上昇する時、寒気や震えがあれば暖かくしますが、熱が上がりきって暑くなった時は、
熱を逃がすため衣服は少なめに調節します。たくさん着込ませると熱がこもり、
かえって苦しくなります。汗をかいたら着替えをしましょう。
★できるだけ、いつもより安静に過ごします。体力を温存しましょう。
★入浴は控えます。温かいタオルで体を拭いてあげるだけで十分です。
★嫌がらなければ、アイスノンや冷却ジェルで冷やしてあげましょう。